１．感染予防対策
・新型コロナウイルスと歯科受診
歯科医院では普段からウイルス感染対策（肝炎・エイズなど）を徹底しています。 今回の新型コロナウイルス感染症に対してはさらに高度な防護対策をとっています。 現在のところ、歯科医師や歯科衛生士から、歯科治療を通じて患者さんへ感染したという報告は一例もありません。
・必要な歯科治療を放置することで、重症化や全身へ影響を及ぼすことがあります。
・口腔環境の悪化は免疫力の低下や細菌性肺炎のリスクを高めます。
特に歯周病菌が生産する酵素は、ウイルスが体内へ侵入して増殖するのを増長することが知られています。
歯みがき、フロス、歯間ブラシ、そして舌みがきを行ってお口の健康を保ちましょう。
また、ブクブクうがい、ガラガラうがいを頻繁に行うことが感染症対策に有効です。
〇埼玉県歯科医師会から県民の皆様へメッセージ
〇インフルエンザ予防と歯周病菌
■強酸性水（次亜塩素酸）生成器 LABO S-Ⅱ
次亜塩素酸の殺菌力は強力で細菌の細胞壁や細胞膜を破壊します。
新型コロナウイルス、ＭＲＳＡやＶＲＳＡ．ノロウイルスなどにも効果が認められます。
歯周ポケット内洗浄、根管内の洗浄、外科処置時の洗浄、ドアノブやユニットの清掃・除菌などに使用しています。
■メディカルライトエアー（空気清浄機）
光触媒を搭載し、理想的な空気に浄化してキレイな院内空気環境をお届けします。
・ウイルス除去率 99.95%
・消毒液や歯科用レジンの臭いの除去 などの効果があります。
■スリッパ除菌ロッカー
光触媒加工スリッパに近紫外線を照射することにより、安全で大きな殺菌・脱臭効果があります。
２．バリアフリー化
入口にスロープを設置しました。高齢の方、お身体の不自由な方、車椅子をご利用の方でも安心して来院いただけます。
3．笑気吸入鎮静法（痛みの少ない歯科治療）
笑気吸入鎮静法とは歯科治療に対して不安やストレスを大きく感じてしまう患者様にリラックスして治療を受けていただくための方法です。
鼻から吸うだけで鎮静状態が得られ、酸素を吸うとすぐに覚めますので車で来院される方も安心して使用できます。
＜笑気麻酔が適している患者さん＞
- 歯科治療に反感、恐怖心、不快感を持っている方
- 神経質な方
- 怖がりなお子さん
- 歯科治療中に、神経性ショック・脳貧血発作・疼痛性ショックを起こしたことがある方
- 心疾患や高血圧など内科的慢性疾患を持ち、治療中のストレスを軽減させる必要のある方
- 嘔吐反射の強い方
４．光殺菌治療
特定の波長のＬＥＤの光に反応する薬液を病巣に塗布して光を当てると、活性酸素が発生し細菌を死滅させます。
お薬（抗生物質）を使わないため耐性菌が発生しません。
副作用はなく、繰り返して治療に利用できます。
光殺菌装置 FotoSan
これまでの治療の上に光殺菌治療を行うと、「とどめの一撃」としての殺菌効果が期待されます。通常の治療方法では除去しきれない細菌を死滅させ、個人差はありますが治癒期間の短縮、感染の再発防止に貢献します。
５．デジタルレントゲンＣＴ
当院では、iCat社製の歯科用CT Revoluxを導入しています。
今まで見えなかったところが見えることで、より正確な診断が行えるようになりました。
CTでは、骨の状態、欠損の状態、顎関節、歯根の膿、親知らず、上顎の炎症、など様々な診断が可能です。
・インプラントの術前診査
・親知らずの抜歯の際に深さや神経との位置関係の把握
・治りが悪い根の治療中の歯の状態確認
・歯周病治療における骨の吸収度合いの把握
６．再生医療（ＰＲＦの利用）
PRF（Platelet Rich Fibrin）とは、採血した血液から作製される血液製剤です。
傷の治癒や骨及び歯周組織の再生・回復を促し、止血や痛みの軽減、感染の予防に効果があるとされています。
親知らずの抜歯や嚢胞摘出などの外科処置時、インプラント治療で骨造成が必要な時、などに利用しています。
Platelet Rich Fibrin=多血小板フィブリン：血液を遠心分離することによって血小板とフィブリンを多く含んだものができます。
ＰＲＦの効果：
止血効果が高く術後の腫れを緩和します。
骨の治りを早めたり、感染の抑制、痛みを少なくします。
※血小板は傷口をふさぎ、出血を止める作用があります。
※フィブリンとは血液の凝固に関わるタンパク質です。止血の中心的な役割をになっています。
ＰＲＦの作り方：
約20〜40ccほどの血液を採取し、この血液を遠心分離して作ります。
7．口腔内スキャナ「メディットi700」
精密な歯型をデータスキャンすることができる、口腔内スキャナ「メディットi700」を導入しました。
歯の型取りが苦手な方やご興味がある方はご相談ください。
